|
第1回「詩のボクシング」全国大会観戦記
当日、飛行機か電車か、で迷った僕は、東京までの客は駅に無料で駐車できる、と聞いたので、じゃ、電車が便利かと車で駅に向かい、途中駅に電話をし駐車場所を確認したところ、「いや〜、もう満車です。」しかたがないので車はその辺に駐車、後で妻に取りに来てもらおうと、とにかく東京へ向かったのでした。
前置きが長くなりました。12時半に東京着。五月晴れの東京はてきとうに風もあり、すがすがしいお天気でした。会場のバリオホールのある水道橋まで約30分。腹がへったので水道橋の駅前のケンタでランチ。あ、「ケンタでランチ」っていい響きですね。結局1時半ごろに会場へ到着した時には、すでに30〜40人ぐらいの客が並んでいました。(写真撮ってくればよかったなぁ。)
あらかじめ「詩ボク」のTシャツを着ていった僕は、スタッフ面をしてさっさと会場へ入り、唯一知っている楠さんを探しましたが、ちらっと顔を見ただけで、すぐに見失い。「うーん、さすがに忙しそうやな」と、今度は富山代表の2人に会いに選手控え室に向かったのでした。控え室は全国から集まった朗読ボクサーとその家族、マスコミなどでこちらも熱気があふれていました。

久しぶりの再会だった作道、立浪両君に熱いエールと、前日手作りしたサポーターのゼッケンを手渡し、「あ、やっぱ、コレ付けてでるんですか?;;」と、いきなり軽いジャブをくらったような顔の2人に「あったりまえやろ、このサポーター様のお陰で今日の君たちがあるんやでぇ。」としっかりとゼッケンと安全ピンを渡して笑顔でその場を去りました。
さあ、用は済んだ、後は観るだけ。うーん、客っていいなぁ。楽ちん、楽ちん。
審査員席には現世界チャンピオンの島田雅彦さんや小林克也さんも確認。筑波大附属小学校の先生と6年生の朗読ボクサー。高校チャンピオンなどの姿もあり、楽しそう。マスコミのカメラやマイクがお祭り気分をさらに盛り上げていました。
さて、試合の方は前半から大いに盛り上がりました。リングアナウンサーのパブロ・サンチェス松本さんの気の利いたアナウンスを受けて、さらに会場が沸きます。
内容については僕のような者の筆ではとてはとても表現できませんので、7月の放送を楽しみにしていただきましょう。富山代表の立浪君は惜しくも1回戦敗退。しかし作道君は準決勝(ベスト4)に残るすばらしい闘いぶりでした。得意のブラックジョーク的な詩が観客に大ウケでした。2人とも次の大会にも出場するぞ、と意欲を語ってくれました。
さて、決勝戦は群馬の漫画家と三重の女子高生という異色の対決(まあ、誰と誰があたっても異色といった雰囲気でしたが)。結果は三重大会代表の若林真理子さんが9:0のジャッジで堂々たる優勝を果たしました。大会全体をみても、彼女の朗読は群を抜いていたように感じました。詩の内容ももちろんすばらしいのですが、その声がいいんです。彼女の朗読が始まると会場が水を打ったようにしい〜んとなりました。僕は彼女の声の向こうにショパンの旋律を聴きました。

チャンピオン若林真理子は詩のボクシング界の「もののけ姫」だった。
第1回チャンピオンにふさわしい、すばらしいアイドルの出現です。
(2001年5月26日/高才弘)
|